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Posted by 藤宮楓 - 2008.04.20,Sun



めもめも。
追記にドン。
またネタです。
陰陽ネタ。


追記:21:45ストーリー一部書きました









marionette ―マリオネット―

タイトルは仮。


■真保(マモ)
本名は魔下(読みはマモ)
第二子、次男。
鬼の子として、またトーヤの偽者として生かされる
後に「陰」になる。
鬼の子→魔の下のもの、まも。
「陰」になるさいに真保に。



■遙陽(トーヤ)
「陽」
第一子、長男 


■椿(ツバキ)
分家長女 
異父兄弟。
一時は陰になった。
だからといって、マモをうらんでるわけではない。
本家の事情をよく知っている。
協力者ってとこです。



■陰と陽 
この家には、代々「陰」と「陽」とよばれるものが存在する。
男の当主の陽、女の当主の陰。
2人がそろわなければ、この家の「終わり」を意味する。
しかし、代々陰は男と女を産むようになっている。



しかし、マモとトーヤの母の前陰は違っていた。
2人を生んだ後、急な病で死んでしまう。
残された本家跡継ぎは2人の男の子。
一時は鬼の子とまで忌み嫌われたマモは男ではなく女として陰に着かなくてはならなくなる
それがこのストーリーです。









===
僕は、生かされているだけの『人形』であった
ただ家のためだけのために生かされている。
僕の意思なんて存在しない。
そう今度も何も上手くはいかない




その日は、朝から騒々しかった。
絶えず続く足音は、もう耳に慣れてしまっている。
本家の方はすべて木造なので、木が軋む音が時折響く。
そんな中僕は、兄さまと身を寄せていた。
「…母さま…母さま…」
椿の案ずる声が絶えない。
今日は確か兄さまが10才になられる日であったはずだった。
正確な跡継ぎ、「陽の当主」というものに認められる日。
親戚一同が幸せに喜ばしい気分に溢れるだろうと言われていた日になるはずだった。
少なくとも先週までは。
母の容態が急に悪くなったのだ。
未だ若い女の当主が倒れるという空前絶後の事態に騒然となった。

僕の名はマモ。
魔法の魔に方向の下。それで魔下(マモ)。
この家の次男。
そして、兄さまはトーヤさま。
遙という字にに太陽の陽。遙陽(トーヤ)。
この家には「陰」と「陽」という男女で対の当主制が存在する。
長男のトーヤさまは陽の当主に今日、10歳の誕生日になる。
しかし、僕ら兄弟には、陰となるべき女の子がいない。
それは、すごく珍しく、大変な事態であった。
陰は必ず男女両方生むようになっていた。
しかし、前陰―僕たちの母さまは生めなかった。
そして、僕は鬼の子と忌み嫌われた。
殺されかけもした。
しかし、分家の叔父さま―椿の父さまが反対したのだ。
その結果、僕は兄さまの影武者として生きることになった。
その間母は、女の子を生もうと努力したが、身体は弱っていく一向だった。
理由は分からない。
僕が何故、こんなにも知っているかは、分からない。
小さい頃から何でも分かる。何でも知っている。
それが、僕だった。
それこそ、「鬼」だからなのだろうか?

その時、ふすまが開いた。
――父さまだった。
その顔に表れる感情で僕たちは全てを察した。
兄さまは崩れ落ちるように泣き叫ぶ。
椿は父さまに殴りかかるかの勢いで言及しながら号泣している。
僕一人が妙に冷静だった。
理解してない?
そうじゃない、どこか安堵感を感じた。
母さまは僕を殺す派の一人だったから?
兄さまや椿を可愛がったから?
そうじゃないどこか本質的なところ。
そこから嫌いだったのかもしれない。
だから、今、何も感じない。
「…っやっぱり、この家の為来りに俺は反対だっ…!!」
声の主は椿の父さま、僕らの父さまの弟さまだ。
「大体、女を重要にすると、血が薄められるに決まってるだろうッ…!」
「…度が過ぎるぞ。たとえ、お前でもそこまで言うならば…」
「兄さまは、現陽だからなあッ?!
…あぁ、でも今日は遙陽さまが陽になる日ですね、前陽の当主さま?」
「父さまっ!度が過ぎます」
前陽を強調する叔父さまに椿が静止をかけた。
椿はしっかりしている。
3つしか僕と変わらないのに、分家だからといって何でもこなそうとする。
本家の方が全てが優遇される。
だから、分家に生まれた人間は本家を憎む。
そう、叔父さまのように。
しかし、椿はいつでも僕らを助けてくれた。
僕が、殺されかけた…去年の冬。
あの時もずっとこっそりだが世話をしてくれた。
「…では、……になりますか?」
「ああ…陰は、……だろう」
ふと、見ると言い争いは終わり、叔父さまと父さまは小さく会話していた。
僕の位置からは遠く、聞き取れない。
しかし、陰の当主の話だと、それだけは認識できた。



=======
一旦終了。
キャラ名考えなきゃ。






次回のことネタバレ

椿は、このあと陰にされます。
しかし、分家の某人物(名前未定)により、マモ女装タイム(あれ、あれれ??)です。
なんで、そういう話にしたんだ、自分。


■小ネタとこれからのこと。
登場人物の頭文字を取るとマリオネットにする。
つまりあと、「リオネ」をだれかに。
女装モノ第何弾?
登場人物は多くても名前出るのは少ない。
BLにはしませんが匂わせる程度です。
椿は某人物(↑の人とは別人物)のために生きてます。復讐者。
だから、…そういうことです。
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プロフィール
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藤宮楓
性別:
女性
自己紹介:
藤宮 楓(ふじみや かえで)
中身おっさんな生物学上・女。
腐という形容詞がつく。
5月28日に関西に生まれる。
関西のどこかで学生やってます。
イラスト描いたり、アニメ見たり、演劇観るのが好き。
愛する弟がいる。

声優絶対音感保持。
でもなんか錆びてきてる。
下野紘さん溺愛中。

腐とか言ってますけど、×より+派です。
ほのぼの好き。
裏ブログ。詩とかSSとか。魅鷹です。      メール: promise_hope_3730528☆yahoo.co.jp ☆を@に変えてください。         
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